2024/03/26 11:51

ラテアートをするときに使うカップ「ラテボウル(Latte Bowl)」もいくつか試したり調べて沼にハマりかけましたので、ポイントをまとめておきます。

1. 容量はスチームミルクとエスプレッソの量で決まる

カフェラテに使うラテボウルの容量は、作ることのできるスチームミルクとエスプレッソの量を合わせたものに近いものにします。たとえば家庭用のマシンであれば、スチームミルクは1回でだいたい180cc~190ccあたりが限界と思いますので、リストレットのエスプレッソ20ccを足しても210cc程度。さらにラテアートをする場合はミルクピッチャーに入ったスチームミルクを全部使いきるのではなく、ほんの少し残ることになるので、合計200cc程度となり、だいたい7オンス程度が適したカップの容量になります。業務用のエスプレッソマシンであればスチームの威力の強いので一回に作ることができるスチームミルクは300ccあたりまでできちゃうので、カップも大きめでもOKとなります。

2. 底の形状はラテアートに影響を与える

ラテボウルの底の形状は重要です。凹凸のない丸い底が、ラテアートをしやすく形を整えやすい特徴があります。滑らかな表面で、ミルクとエスプレッソが混ざり合いやすいため、ブレずに綺麗な模様を作りやすくなります。丸ければ良い、高さが低ければ良い、ティーカップでもイケそう、と考えていろいろな種類で練習するとミルクの対流のしかたがちがったりすので、迷走する可能性大。慣れるまでは「やりやすいカップ」といわれるものを使って練習するのがよろしいかと。

3. 容量が小さいほどラテアートがしやすい

練習する際には、容量の小さいラテボウルから始めることをお勧めします。小さな容量であれば、スチームミルクの流れを操作しやすく、中心がブレにくいのでラテアートの練習に適しています。個人的に使ったのは6オンスのORIGAMIラテボウル。180ccと少な目で、あっという間に飲み切ってしまう量ですが、ラテアートの練習にはよく使いました。時々この小さいカップを使いますが、腕がないのでこっちのほうがキレイな模様が描けます。

4. ラテボウルの品質と購入先に注意

ラテボウルを購入する際には、品質や信頼性にも注意が必要です。ラブラミクスなどは、信頼できるお店で購入することで、偽物や価格の高い転売品の購入を避けることができます。

5. ORIGAMIのラテボウルの特徴と注意点

ORIGAMIのラテボウルは、作りがキレイで質感も良いです。しかし、容量が6オンス、8オンス、10オンスと家庭用マシン最適サイズである200ccがちょうど無い。結局8オンスになると思いますが。ラテアートの練習には少し難しさがあります。初心者やラテアートの練習には、容量の小さい6オンスを選ぶ方が良いでしょう。

ラテボウルの選び方や使い方について理解することで、美しいラテアートを作るためのツールとして最適なラテボウルを見つけることができます。